わたしからわたしへ
（前略抜粋）
空虚になったとき
どうにかしようとして
誰かに会ったり
何かで埋めようとして
わたしは私の中の人とむきあえたかな
（わたしはわたしに言わねばなるまい）
だいすき
愛してる
わたしがわたしにいう
大切な言葉
特別な存在
あなたはね
あなたはね
ほんとうに美しいんだよ
とてもとてもとても
ほんとうに
あなたはね
あなたはね
たくさんたくさん
いいものを持っている
いるだけなにもできないなんて
言わないで
あなたがいるだけで
癒される人がいる
救われる人がいる
居るということの
偉大さを
かなしまないで
あなたには一番に
笑顔でしあわせでいてほしい
癒されていてほしい
どうしてかなしくなっちゃうのかしら
あなたはあなたでいることで
ほんとうに麗しいのよ
何か特別なことができるから
すばらしいのではなくて
歌も言葉もセンスも
何もかも
あなたという存在がなければ
ただの無機質なものが
あなたがいるから
美しいんだよ
それを知っていて
強く知っていて
そしてわたしは
あなたがめにみえない
ただの存在になったとしても
いやそのめにみえないその存在が
だいすきでだいすきで
心から全世界に
叫びたくなるくらい
だいすきで一番すき
あなたが何かもし作り出すにしても
それはほんとうにすてきなもので
何もかもがすてきなの
だってあなたのそのめにみえない存在が素敵だから
よくわかっている
すばらしい外見の中にまがいものがあることを
それをみきわめるチカラがあなたにはあるということを
きらきらとひかる
傷ついたときにできたそのひびでさえも
ひび割れたところからヒカリがもれて美しいということを
あなたのつくりだすものは
すでに、
作り出す前のエネルギーが美しい
完成できないと嘆く必要はない
作り出そうとするだけで
うみだすまえの種が美しいのと同じように
ああうまれるまえの天国の世界が
麗しく美しいのと同じように
なんて美しいんだろう
ここにいたくなるんだよ
愛してる
ここを、
あなたのいるここを
こよなく愛してる
わたしの愛を信じられなくても
わたしはあなたを愛するよ
あなたは認めてほしいわたしを特別に思ってほしいという
愛が溢れたとき
相手にそれを渡してしまう
なくならないとおもって
空になるまでわたしつづける
相手がきっと交換してくれると思って
違うんだよ
愛は愛が与えられたらまずわたしを満たすの。
わたしはあなたを愛するよ
あなたもわたしを愛して
わたしの中のあなた
あなたの中のわたし
