かやつりぐさ

綴文字 紡グ詩

2019-12-01から1ヶ月間の記事一覧

とどけられた一枚 この秋に友だちである、あつこちゃん、みるまにと、宮古島の織作家石嶺かおりさんの個展のときにできた詩を 歌にしたいとおもいながらできないままでいました。 油断するとわたしは「岩倉」に埋没してしまう。 背中を最近押してもらうこと…

.たびすることば10衣

衣 ハルモニが死んで 友が美しい所作で 彼女を包んでいく 麻なのか大地の白さを 含んだ衣で包んでく 弔うというのは 祝うのと とても とても 似てる わたしの、 15歳に ありたかった チマチョゴリを わたしの 辛い過去を そこを封印して 笑いながら けれど …

たびすることば9

. しるし 徴 標 印 . とびだしてきたことば 風景からうきだしてきたなにか それがひとつでなく ふたつにたようなものが でてきたとき それはしるしなのだ あなたへのメッセージ 風がふくとき 星がみえる瞬間 何もないまっさらの空 ひがのぼる前の音のない時…

たびすることば8

.first light. 冬至冬が至るとまた光がふえる光は増してはまた静かに減っていく いにしえの人々がその光の影に刻みを入れたようにわたしも節目節目になにか刻みを入れよう 積み重なってきたひとびとの知恵や知識の層はしっているけれどそれとはべつに あたら…

たびすることば7

.solitude. 汝(なんじ)とお互いのことを呼び合うご夫婦がおられたことを思い出す 汝、英語でいうところのthouyouよりももっとその奥の(あなた)彼方(かなた)のように遠いようで近い わたしはひとりなのだひとりでうまれてくる そのことを忘れると酷い孤…

たびすることば6

.path.「わたしは世界の中心の山に最高の場所に立つ自分をみた。そしてひとつのビジョンを得た。世界の神聖さを見ていたからだ。」「しかし中心の山は至るところにある」スー族.ブラック•エルク. わたしの中には血脈や神経の道が信じられないほどあるのをわ…

たびすることば5

'cave' 洞窟の中の動物の壁画洞窟の中に入ると周囲にみえるあらゆるフォルムは精神的価値を表している灯りを消すと経験したことないような暗闇が広がる一切の方向感覚すらなくなる寺院に入ったときのような魂の風景形よりもメッセージ時間と、永遠的な力との…

たびすることば4

.grace Graceの文字がめがねにみえた Graceの眼鏡からものごとをみる かけてみて気づく数々の恵 一日のおわりわたしは恵を数えるありがとうをいうために人も出来事もその素敵な眼鏡でみてみるそれは俯瞰してみるのと似ている2つのレンズからみえるそのかた…

たびすることば3

'passage ' 山への登り道足先しかみていないとどれだけ登ったかわからない息も絶え絶え足もとさえおぼつかない stop, view from above たちどまってそこからあたりをしっかりみわたせという声 passage とmessage は似てるmの文字だけがpassageにころがってい…

たびすることば2

angels いつもよりもお忙しそうな気がするわっかの中にいた木の天使でさえ飛び出した.みつけて拾った羽根はもしかするととおりすぎた天使のぬけおちた羽根かもしれない.誰が静かだといったの きこえぬだけみえぬだけ 大きなみつばさにわたしを包んでくれてる…

たびすることば

21日間お詣りをする、というのをききました。 お詣りに行かずとも なにかそういった決意と続けるということを、いましたいとおもっている やりたいことの決意を巡礼のようなカタチで やりたい 投函するがごとく 心の中を鏡のように巡礼する 井戸から水を汲み…