かやつりぐさ

綴文字 紡グ詩

2023-08-01から1ヶ月間の記事一覧

芙蓉

芙蓉 夏の朝 水のはったガラスには 芙蓉の花が満面に生けられている 幼きわたしが 朝起きると洗面所の金たらいに 水が張ってあるのをしる その一杯のみのたらいの水を みなが掬って顔をあらう 気づくといつのまにか 打ち水が玄関先にまかれており 涼をとるよ…

雲の纏い

雲も重いと雨になるどうも私はみずからの雲をあつめてしまいがちかろやかに浮かぶ雲になりたい ほんとうに雨を降らすときは天にいくときだ、と傍らのひとがいう雨を降らさないからといって雨の素がないわけではない軽やかだからといって哀しみが内包されてな…

心ふるえることを

よあけをみにいっていたが きのうは日暮れにたちあった 魂のふるえることだけをしよう リラックスして 他の人はよいのである 自然に触れるのよ と 言葉もかえる 思考もかえる 距離ができてしまった のは波動がちがうだけ 大丈夫 また振動が重なれば であう …

詩編23

He makes me lie down in green pastures; みどりの野に憩うわたしにhe leads me beside still waters; 水をあたえる神は he restores my soul. わたしのたましいをいきかえらせるHe leads me in right paths for His name's sake. 光の道へ 神よ Even thoug…

もし

苧麻=もし 朝鮮から伝わる苧麻ちょまのことを 現地ではもしというのだ なので日本ではからむし 韓もしからの言葉だろう もしを扱っている店にいくと 現地に精通している友がここは 死装束をつくる布屋さんだよと いう わたしにとって 大切、とは 切るに忍び…