かやつりぐさ

綴文字 紡グ詩

herbs

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隠れロックであることは髪結の友にはばれている

 

ヤローとクローブは魔除け

 

 

隠れることをやめる

みためと中身のギャップがないという

オーダーをした

いつも髪型でなくこんな風に

話をきいてくれる人

 

柔らかい人ではない

やさしい人ではないという

決意表明のような髪型に

 

やさしいってなに?

自分軸ってなに?

 

私は私の味方であり続けることが大きな自分軸

 

信じられないとたとえ人に言われようと

友がひとりもいなくなろうと

私は私の友でありえようか

私は私の味方であることすら忘れていた

自分の手を離していたことに気がついた

なにか嵐が起ころうと悪人が居ろうと

関係ない

 

私がどうありたいか、なのだ

そこに私の優しさという都合のいい境界線の薄さがあったのなら今一度私はその白線を色濃くする

 

私が選ぶ

誰が友であるかも

選ぶ一番には私の友でいる

私自身の手を離すことを選択させようとする輩誰か

 

ヤンキーの言葉を勉強する

タイマンや前にでろや?と

いう

私が私をまもらなくて誰がまもる

神すらも、私をみすてたでないか

いや違う

神すらも排除していたのだ

 

髪結の友はわたしが選ぶ友の中にいさせてもらうよといいながら

魔除けのハーブで髪を洗ってくれた

 

私の望む世界は

私が何をしようと

(語弊なく誤解を恐れずいうなれば)

私に対してやさしい世界で

愛する世界である

 

草は私

見知らぬ草が

私をまもりたすける

 

正義を振りかざす人は要らない

 

笑いながらナイフを振りかざす人は要らない

せめたてるものは要らない

 

毒にも痛みにもなるものの使い方を私は知っている

それを知っている振りをしている人とはつきあわない

 

正義は要らない

そうみえるものは

正義ですらないのかもしれない

 

言葉も草も私をたすけるが

言葉ほど難しいものはない

 

 

私は山であり草原であり

その現象をただみる

その本質をただみる

くらいに

静かに風のように

在りたい