かやつりぐさ

綴文字 紡グ詩

2024-01-01から1年間の記事一覧

燻らす (くゆらす)

ずいぶんとハードモードできてしまった ここらで一服するとしよう 煙草の、一服とか くゆらす、とかいう 言葉遣いが好きだ 煙草の効用はないとされてしまっているが 肺に煙をくゆらせるも なにかしら 心のなにかにふれるような 気がして 嫌いじゃない パヒュ…

砕かれた草

一年以上お会いしてない方から 砕かれた草という 本が贈られてきた 茶道をはじめ 西洋的な、キリスト教の観点から日本の文化についてかかれたものだった 茶室や床の間は私は謙遜という言葉を 彷彿させる その最たるところは 粉にした茶をのむというところだ …

旅のしおり

友人の教えてくれた詩 よしさんという方の詩だそう 私にとってはいまの状況を乗り越える ための旅のしおりのように感じる ・・ 幸せの反対側 繋がる幸せ 孤独の幸せ 食べる幸せ 食べない幸せ 動ける幸せ 動けない幸せ わかる幸せ わからない幸せ 受け取る幸…

herbs

隠れロックであることは髪結の友にはばれている ヤローとクローブは魔除け 隠れることをやめる みためと中身のギャップがないという オーダーをした いつも髪型でなくこんな風に 話をきいてくれる人 柔らかい人ではない やさしい人ではないという 決意表明の…

草の葉より

I celebrate myself, and sing myself,And what I assume you shall assume,For every atom belonging to me as good belongs to you. 私は自らを祝う そして 自らを歌うのだ 私に在るその芯に至るまで あたりまえのようにそこに在る あなたにも在るそのちい…

栞について1

栞についての考 Leaves of Grass ウォルト・ホイットマン 私は自己を披露し、自己を歌う 而して、私の衣はまたあなたの衣であるだろう、 何故といって、私に属する凡ての原子は、等しくあなたにも属するのだから。 さまよいがてらに私は私の魂を誘ひ出す、 …

nocturnes

・nocturnes 夜を想う/夜が明ける 朝の粒が夜の緞帳に少しずつ音のように点を落とすひらかれるというより透けていく階調という名のそれは波うつ糸の泉を催し、営み静かに蠢めくものたちに光と音を与える それはわからぬほど無数の光の連続に それはかさなり…

・ 栞 届けられた一枚木がその布をつかまえるうごきのある風とうごかない木の対話私から生まれた布を風が届けてくれた木がとどまることのない風にそう口ずさむ 天からさす無数の光私の手から横へ横へと景色を織っていく 言葉のない語り土から聴こえるさけび…

水辺

水辺に 水司る方から 水と戯れよと その水辺すらも その水のとけこむ 風にさそわれ ここだと 水音とうたう 水面の揺れが 譜面にもみえ 月のはじまり 意図もここに 遠い月の光と 揺蕩う

たのしむを

おもいだすを そもそもがうたうたいの相手は山で 海で空で風で なんの疑いもなく ただただその時の空にのって 口ずさむ 言葉が乗れば上等 言葉がなくとも口から音が出れば しあわせ 楽しむを あふれでるものを 楽しむを 満ち満ちているそのさまを 日は沈みま…