かやつりぐさ

綴文字 紡グ詩

ほうきが飛ばない

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ほうきはそもそも飛ばないもので

言葉もそう思えば

何も浮かばなくてもよいのかも

とはやる気持ちもそこそこに

 

そうだあの人を助けようとしたキキが

デッキブラシで飛んだように

きっと私も不格好で結果的に弘法筆を選ばず、な感じになるのだろう

 

まえへまえへ行かずとも

行かなければいけない時はいくし、

何もないと口ずさみながらも

きっとそれすら口ずさめない日々もあった

 

ちゃんと気流に乗るように、私が発した言葉はどこかでちゃんと伝導していて

翌日ちゃんと「引き寄せていたり」

ならばもっと言葉を発した方がいいのか、それとも黙って想いを天にのみ

述べている方がよほどよいのか

私にはわからない。

 

動いた方が吉か

じっとしていた方が吉か

それこそ運なのである。

 

運は運ぶとかくよなあ、

運ばれていくとき

運が良いといい、

停滞しているときは運が悪いというのか。

 

私は意外と赤信号が好きでその間に深呼吸できる。

 

今の状況を運が悪いということも

運が良いということもできる

 

だれからみても不運な人が喜んでいたり

さほど悪くなくても満足できていない場合もある

その出来事をさらりと受け止めて流すことのできる人

 

それは本当に才能だ。

さあほうきが飛ばなくなったと

ずんときたとしてもやっぱり

笑ってられる。

 

事象はただそこにあると言うだけ。