かやつりぐさ

綴文字 紡グ詩

草の葉より

 

 


I celebrate myself, and sing myself,
And what I assume you shall assume,
For every atom belonging to me as good belongs to you.

私は自らを祝う

そして

自らを歌うのだ

私に在るその芯に至るまで

 

あたりまえのようにそこに在る

あなたにも在るそのちいさきところに

届く 微かな振動を

 

草の葉が揺れるは

宇宙を旅することなのだという

かのひとの言葉を栞のように携えながら

 

 

 

ホイットマンの詩より

2024.2.29