かやつりぐさ

綴文字 紡グ詩

日記

八つの話.5

'rebuilding center' 「私はあなたを建て直す」*1 「棄てられた礎に建てる」*2 ある意味私も、そして夫にとってもテーマになる言葉だと思っている。 八ヶ岳の帰り、きっと夫がすきであろう諏訪にあるリビルディングセンターなる場所をみつけ足をのばした。 …

八つの話. 4

'目を瞑る' 不思議とこちらから近づくと偶然が重なるというか、むこうから、そうだよ、いまはそのときなのかとおしえてくれることがある。 、、、、、、 ついこないだ目が本当にみえなくなってしまった。 それも瞑想の会に参加して翌日。 いまも文字をみない…

八つの話. 2

〝本と栞〝 栞の語源について言及している人の文を読んだ。 栞は 枝折り からくるらしく、 道中道しるべに枝をおりつつ山の中を歩いていったことが語源で本の栞となったそうだ。 そんなことを思いながら山を歩いていた。私ならとうてい枝を折るくらいでは迷…

八つの話. 1

"隠されていたもの" 何度なく通った山道 夏になるとキャンプしにいく山道。 登山口近くの沢で銀龍草をみたという人と山でであった。その植生については詳しくないけれど雰囲気からしてとても湿気をもっている 高山植物の類になるのかもしれないけれど、見る…

70

70を迎えたばかりの細野さんと! (私、細野さんの頭の上の方にかすかにうつってます。。) だれかの熱烈なファンというのになったことがない。中学生のときもアイドルにはまったこともなく何人かのミュージシャンが好きでよくきいてた人はあるけれと、ライ…

夏に至る

今日は 太陽と月の巡りの中で、1番日照の長い日。 夏至。 実は梅雨どきで冬至よりも光がすくないともいわれているようです。 その夏至と、冬至に近い日にtreeのちいさなマーケットはあります。 特に普段から出店とかしてるわけじゃないのに、ゆるくそのとき…

スケッチ効用

結局のところ 縫い物の集まりだろうが湖岸でスケッチだろうが、そこに来たいという思いと横の繋がりの中で相手の心や自分の心から染みでるなにかをスケッチするわけです。 今日は最初からそもそもそんな感じで他の参加者みたいに湖岸に出向いたりして風景を…

蛍 水田 満月 数種の蛙音

つーっと飛びかう蛍の光 満月のうつる 水田 なんとなく手をあげて目をつむる。 歩いてはたちどまり歩いてはたちどまり 人の手がほどよくはいった 自然の中 身体と心が調うが人と里山のバランスのよい証拠 美しい音 美しい空気 美しいと感じることに心寄せる…

無題

岡真史の詩と出会う 実はその詩とはすでにすれ違っていたのだけれど ちょっとうまくいかない今日 ああ、と思っていたら 私の心に入ってきた。 敬愛する歌手、波多野睦美さんが、音楽家高橋悠治氏は詩と音を結ぶ音楽家だ、と。 高橋悠治が作曲もしている岡真…

おりとーく

天と自分が縦糸 横糸は出逢う人たち なにかの歌のようなことだけれど 織人と、こどもの名前が決まったとき 病院の牧師がそんなことを書いて聖書をプレゼントしてくれたのをおもいだす カフェの近所のyさんが息子の旅の話を一から聞きたいとスティルルームで3…

light

あたえられている力を十分につかえているか 白州次郎がきっかけで知ったnobless obligeという言葉。 多くを与えられている立場、力を持つものはそれを世のために使う義務がある 白州次郎はさておき 多くを与えられている人と比べて私は与えられていないから…

stillwater

庭の、ちいさなちいさなお茶の木。今年の新芽をお茶にしてほんの少し。 無色透明に近いそのお茶 驚くほどに薫ったのです。 水辺にいくと、とても生きた心地がするのはこういう「薫り」を生き物としての私が放つ瞬間があるからかも。 五感をひらいていなけれ…

ぼくの叔父さん

ジャックタチのぼくの叔父さんシリーズが好きだった。 フランス映画のお洒落さとコミカルさ。 立ち位置的には少し寅さんともかぶる? こないだ娘の友達がお茶をたててくれた。季節の和菓子をこれから一年続けて食べる、、という夢みたいな企画の中で、お茶の…

からっぽ

ここのところ妙にインプットしたり動くことが多くて言葉が出て来ない。 私の言葉よどこにいった、、? いまはインプットのとき それも大事 ふとからっぽになったときに言葉が湧いてくるのかも まるで充実してることがよいようなイメージがあるけれど、からっ…

すすむほうへ

お茶の手習いへ。 行ったら元気になるので、多少無理してでもいく、と決めています。 体調もあまりよくないそんな日でしたが、私のそんな思いが伝わったのか、その日のお茶は私の隅々を癒してくれました。 梅の茶。 白い梅のつぼみに湯を注ぐもの。 韓国のお…

四つの香

祈りについて解説をある牧師がしていた。 旧約聖書の時代は祈りをささげるとき、4つの香を携えて聖所に入る。新約の時代も4つの香のような祈りがあると。 Pray=祈り Pはprotest Rはrequest Aはadoration Yはyield 私が思うに順番も大事だと思う。 大変な…

苦楽園、夙川へ

あまり行かない近郊 ただぶらぶらしてても楽しい町、でも目的ないと行かない街。お会いしたその方と別れがたく、ともに歩く。 Kica フランスのアンティーク手芸小物など。 カフェスペースもあり。同行者の前感想どおりいいなあと思うものだらけだけど買うま…

cafe2

常に失恋状態だ というしょっぱなの友の言葉に 自分の中にあるなにかが共鳴してしまって、それどういうこと?ときくのだけれど説明できないという。 さみしさからはじめよう。というテーマの我が家でのブックトークカフェはまさかの本不在ではじまった。 「…

イロノのことば

そんな呪いのことばからはさっさと逃げてしまいなさい 劇中の、石田ゆり子のことばが年末深く刻みこまれた。 例えば私の場合、身体が大きいってことが固定して呪いのことばと現実になってる。 たまに集まる場で毒舌の人に心底憎くなるくらい落ち込んだときも…

cafe

20年くらい前(!)夫の実家にはじめて訪れたついでに金沢の街を歩いた。まだ21世紀美術館もない頃。いわゆる観光に興味がなく、未だに名所といわれるところはあまりしらないのだけれど、たいてい私はいくべきところには足が向くようになってる。 ふっと目に…

乃東生

夏枯れ草、乃東生とかいて、 なつかれしょうずとよむ。 冬至の前の候をいうのだそうです。 枯れ草を刈って土にのせる 果樹畑になるところに枯れた竹や枝を脈のようにおく 先日そんな作業をさせてもらったあと冬至はいつだったか、としらべていたらこの旧暦の…

茶会

どうして私がお茶に惹かれるのか。 心開く瞬間が本質的なものに出会うとある、と思います。 ☆今朝また茶の花が咲いているのをみて思い出した話。 息子は旅の途中で私の古い友人の家にしばらく滞在させてもらっていた。友人の家は福岡の糸島というところの素…

アンジュール

昨日学生時代の親友と数年ぶりに電話で話した。 ふとおもいだすのは、アンジュールという絵本をくれたO いまどうしている? わたしより連絡をとっていただろう電話の友にきくがもうかれこれ5年以上は音信不通だとか。いま新宿にいるとかいないとか。最後にき…

逆立ちする

友人と久しぶりにゆっくり話したとき、毎日逆立ちをするという話をしていた。 ほんとうは逆立ちの姿勢がほんとうなのかも? 逆子っていわれる産まれ方は足から産まれてくる。 ということは逆立ちって 全てをひっくりかえしているようで本来の姿に戻っている…

breathing

10月1日 私の父親がなくなって早6年。6年前、父親と理由があって会わなくなって8年が経とうとしていた秋口、私は精神的に結構きつい状態にありました。その状態になにかしら原因とか、理由づけすることはできるけれど、もしかしたらそういう父親のことを無…

共に在ること

自動的にときはすぎていくけれど、共に在りつづけることは自動的にはすぎていかない。静かなときもそうでないときも、幸せな気分のときもそうでないときも、笑ってるときもそうでないときも。 居続けることができるのは本当に本当に感謝な事だ。

go straight/in a silent way

何もみえない暗がりの中に入っていくいかに視覚にたよっていたのか、よたよたしながら入って声と壁をたよりにたどりついて、しばらく暗闇の空を視る。なにもみえないみつづけるなにもみえない それが みえるようなきがしてくる もしかして明かりがつきはじめ…

止まり木

向田邦子さんの部屋の棚にはたしか「う」とかいた抽斗があった。美味しいものの情報をいれておくひきだし。ショップカードとか、おてもとなんかの店名なんかが書いてあったんじゃないかと記憶する。いくらネットやなんかの検索があったとしてもその根っこに…

過去からの手紙

ここのところ忙しすぎて、自分を満たす作業を忘れ気味/自分はいなくてもいいかのようにもっていってしまう、ああよくないなあ、人の為になにかすることも心からでなかったら意識的にシフトダウンしよう。。なんだか周りがキラキラしてみえてて、しゅんとして…

an

春に高松港から豊島という島に渡るのに待合室にいったらにこやかなおじいさんたち数人をお見かけした。大きな待合室の横に療養所の事務所をみつけここにもあるんだ、と心に留めながら旅から帰った。高松港からすぐの大島という島に国立青松療養所、というと…