かやつりぐさ

綴文字 紡グ詩

あおきよる辺

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1

 

あおきそらのよる辺を
うつすこころは
久しく待ちし光を
のぞみてつどう

わたしはまつよ光を
草の原の小さき水辺と

尊き
遠きみずうみ

 

やがてくらき青さは
よあけとともに
(光にとけて

 

 

ここにいる
ここにいるよ
いまここにいる

 

ちいさき水辺のほとりに

光となりて

 

2

 

あの人の寄るほとりに

よあけとともに

こぎだすように

ひかりが

さしてはのぼる

 

わたしはまつよ

光を

草の原で

風がつげるよ

よあけを

よあけのふねを

 

くらいうちに

櫂をもて

何もおそれずただ

ここに

夜のとばりをこえて

あわいのひかりが

わたしのうちにとどくよ

よあけとともに

 

(よあけの舟、歌詞改稿)