2023-08-23 雲の纏い 雲も重いと雨になるどうも私はみずからの雲をあつめてしまいがちかろやかに浮かぶ雲になりたい ほんとうに雨を降らすときは天にいくときだ、と傍らのひとがいう雨を降らさないからといって雨の素がないわけではない軽やかだからといって哀しみが内包されてないのではない 湖面におちた雨水のふるえと天に昇るみえぬほどの霧のようなその人の雨水をわたしはみとめることができようか