かやつりぐさ

綴文字 紡グ詩

ことばとは

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ゆきに

なまえを

 

ひとつずつ

つけてみる

今週のヘーン

key word言語、雪

❄️❄️❄️❄️❄️

 

雪は天からの手紙である(中谷博士より

 

ほんとうの名前を明かしてはいけない

魔法をかけられてしまうから

と書いていたのはゲド戦記の物語

 

言葉、名前には

その人の、その物の本質が

見え隠れしている

画数とか気にするのもそれ

 

音とか数とか

でもほんとうは

物をふくめひとも

何もかも

本当光のかたまりのようなもので

その時わかっても

一瞬みえても

みえなくなり

忘却してしまい

季節の変わり目も

気候がいかに変動しようとも

歴史のうつりかわりの

速度がはやまろうとも

 

とどめよう

留めておきたいという

ひとの欲が

 

それとも

ひとのそういう気の

重なりが言葉になって

残るのかもしれない

 

言語も変化して

のちに

生きている人が

難解になっても

本質が変わらないものなら

それはいつか解明される

明かされることを待っている

 

 

私は

ほんの少し前の私の

モードですら

言葉にしても読みとくことが

できないこともあるけれど

それでも

記録しようとするのは

その思いを留めたい

おぼえる機能の退化に

憂いながらもそれに

抗おうとする

 

ひとの数だけ

歴史の数だけ

 

その記録はあり

また記録できないほどの

気配が言葉の端々には

ある

 

 

あえて

あのときの雪になまえを

つけようと

思った

私は

なにを思ったんだろう

 

景色に目をむけることができる

space余裕があることは感謝だ