かやつりぐさ

綴文字 紡グ詩

往復書簡

手放すこと

手放すことは失うことではない よろこびを持って手放すと 手放し方はしっていた けれど 手放すことはさしだして なくなってしまうことだと おそれおののき 握った手から落ちていく砂を眺めながら もう目の前にない現実さえも 握っていた いいえ手放すことは…

「あらない」

・ ひらがなの、素朴な音が好きだ 少し熱が出ようとしている予兆の心身に 手紙が届いた https://ameblo.jp/mirumirumanimani/entry-12760929142.html みるまにが 投函してくれたそのてがみは 時限装置のように 弱る私にじわじわと 未来からやってくる助け手…