自分の中にある
思い込みが
言葉や現実になったりすると
そうだとがっかりしながらも
どこかでほっとしたりする
自分の中のたいしたことない
とか
愛されてない
とか
に符号するものを探して
その通りになって号泣することがあっても
心のどこか奥底では
現状維持に満足している
あまりに痛めつけられて
ようやく
痛いということに気づいて
脱出を試みる
目隠しをはずしてみると
そこは美しい世界だったり
美しいとおもいこんでた世界が
脱出せねばならないほどの
醜い世界だったり
私の行き来によって
なにひとつ
なにひとつ
周りは変わっていないのに
はてさて
この私の幸せと不幸せの行き来よ
つきさされたナイフは
もしかすると
鍼灸治療ほどの針かもしれぬ
流された血も
デトックスかもしれない
そこを大きくみるか
ちいさくみるか
光とみるか
闇とみるか
おそれから覚醒した先の
はかりにしれない力に
どこかでおそれているのかも
それはおそれのしらぬ世界なのに