ある方の文章で、
スローとは自分が生まれる前から、死んだ後にも残るだろう「信頼」とかかれていた。
書物を読んだり、旅をして全く自分と違う文化に触れる中で、自分の中にあるそういった共通の普遍性を発見する。
時代の流行りすたりを超えてのこっていくもの。
自分が長いこと良いと思っていること
芸術も思想も
たとえだれかに考え方が古い
と言われても捨てきれない思いや趣味嗜好。
効率的なものやスピードを必要とするものは一見便利でよいように思うけれど、何百年とすぎていったなかで一体どれだけのことがその、「信頼」として残るのだろうか。
よきものはかたつむりの速さですすむというけれど、いままでのやり方では古い、変えていこう、改定していこうとする。
よい方法はうまれていくけれど、それは、そのかわらないものへの、もしくは改定がされていく中でも変わらないものへの信頼の発見につながる。
また私の中で相容れない考え方、この人苦手だ、と思う中に一点光る、共有できるものを感じたときの喜び。
人を信じることは、信頼することにつながる。
けれどまずは自分への信頼、天との揺るがない信頼がまずあってのことだ。