かやつりぐさ

綴文字 紡グ詩

まとう

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まとうまとうと

冬の大地の芽吹きを

待ちながら

いのちが

いのちをたたえるために

纏う衣を用意したとき

冬に積み重ねた

気持ちが 

纏う衣となって

 

みるわたしのこころにも

見えない纏衣まとい

でつつまれる

 

みるものすべてが

たたえる纏衣

 

#清明