かやつりぐさ

綴文字 紡グ詩

すすむほうへ

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お茶の手習いへ。

行ったら元気になるので、多少無理してでもいく、と決めています。

 

体調もあまりよくないそんな日でしたが、私のそんな思いが伝わったのか、その日のお茶は私の隅々を癒してくれました。

 

梅の茶。

白い梅のつぼみに湯を注ぐもの。

韓国のお茶。

いつもは忙しさにかまけて蓋している感覚がよみがえります。

先生お手製の甘酒のデザート。

 

そして岩茶。

パワーダウンしている体にはとても強くて数年ぶりによってしまいました。

お白湯をいただきながら。

はたからみると私のお茶を淹れる身体もとても硬い様子。

心と身体が一致して淹れるということを耳にしながら。

 

そして金匙という岩茶をいただいているうちに

身体があたたまり、鬱々としていた感覚が溶けていきました。

 

手習いでいただいたお茶のあと、800年の木の生茶をいただきました。

 

岩茶の、陽の気が強いあとに冬の最中でも程よく体を冷ます生茶

少し目を瞑って香をかぐとその木の前にいるような、木と一緒に瞑想しているような、そんな感覚。

 

駅にむかう足どりは行きしとは全く違う。喜びに対してアンテナをむけるような。

 

私はおもいのまま、風のまますすめばいい、と足どり軽く。まさに程よく茶酔。

 

帰ってから別の友と話したなかで、

いやなことがたちふさがることがあっても、すきなことやりたいことだったら、まえにすすもう。

いやなことのせいで、自分の好きをあきらめる必要はない。

自分の、「好き」という感覚を大切に。

「好き」の前にたちはだかる、面倒になる感覚や苦手なことへ、ちいさな大きな一歩を。

ちょっと苦手なことがあると、すぐたちすくもうとするけれど、大胆にふみこむことでそんなお茶のような返答があるかもしれない。

 

一歩進んで(その場から逃げたとしても)思った通りにならなかったとしても自分のすすむ方向を信じる。自分の味方でいよう。