かやつりぐさ

綴文字 紡グ詩

stories for ‘boy’

4

 

森へ

 


おおきな木たちは

葉を落としては

じゅうぶんに

あるくぼくの道を優しくしてくれる

ふかふかなんだ

 


雨がふり木漏れ日を浴び

どんどん土になっていく

お気に入りの

広場みたいな秋の葉っぱたち

 


ぼくは葉っぱ広場ってよんでる

 

 

 

あそこにいくと光が

木漏れ日から

大きく

照らされて

まるでどこかの

舞台をみたような気になる

 


雨が降るときも

小音が大きな音に変わる

その様子を感じるのが

ぼくの森へいく理由

 

 

 

舞台、なんだ