かやつりぐさ

綴文字 紡グ詩

stories for ‘boy ‘

3

 

少年はちいさな丘の上まで登ってきた

 


そこにはちいさなほこらのようなものがある

 

 

 

いつもそっと何かをしのばせておくものを

ポケットにいれておく

 


くるみのときもあれば

シロップの入った小瓶のときも

誰に渡すでもない

ちいさなてがみのときもある

ここにくるのは10日ぶりだ

 


見晴らしはとてもよい

虹を見るにはさいこうだ

 


雨は少しまだふっている

雨宿りには少し小さいが

今日は僕がそこにしばらく

置かれることとしよう