うまれる人

かつての、 もう憶えていない 球体にいた感覚を。 、、、、、、、、 「わたし」はいま球体の内にいる。 否、外にいる。 制限のない宇宙に浮かんでいるようだ。 不安なのだろうか 安心なのだろうか 言葉にならない いつのまにか、気づけば「わたし」は 母の球体の中にいた。 制限のある宇宙 けれどそこは制限のないあの空間…