あのときの感覚と似てる。
毎度というか今回はどうも
感覚がおかしい。
このご時世というのもあるけれど
三月の水を、汲みにいく。
いかなければ。
そういう設定にした。
Antonio Carlos jobin
聴き慣れたメロディには
心象風景
枝もあれば小道もある
水たまりもあればうちひしがれた
空き缶もある
枯れ木とちかづいたら
そこには苔むしった緑色があり
どこにあるかざっくりとした地図を便りに
なかったらなかっただ、と
一本道を辿る。
再び生まれるのだ
死んだような気持ち
死んだような枯れ枝が
苔むしってくるように
水を求めていく
川のうまれる先端に
水は土の層を辿っておりてくる
湧いてくるその場所は
いくつもの
骸の層を通ってくる
再生のしずく
流されても流されても
無かったことにされても
命はそうやって隠れるように
隠されても葬られても
繋がっていく