かやつりぐさ

綴文字 紡グ詩

漂流からの祝福

 

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宇宙

そこに「わたし」が浮かんでいる  

私の前にも後ろにも美しさがあり

過去にも未来にも美しさがある

 

美しさという名前の宇宙に

ぽっかりと浮かんでいる

 

何かを意図して着地していたはずが

けれどまたいつのまにか

わたしは意図を見失って漂流

自分の術ははどこにあるのか

 

0ポイント!

コマすら進まない。

 

漂流者は無力だ、とただようわたしは

思う。

 

意図すれば着地できると、

母親の胎内で

糸のようなものに結ばれて

ひたすらただよう

 

そうだ

命綱のようなその糸から離れてまだ

わたしはその余韻に浸っている。

糸が切られてもわたしはまだ糸と繋がっている

 

 

いや忘れていた意図を思い出すだけ

そうすれば

安心してただよいまた役に立つわたしにもなれるし、

無力な存在にもなれる

無力とは力がないということではないという ことだと教えてもらう

 

実際にうまれてきたときの私が

かつて美しさの中にいたということに

いま気がつく

 

無力である

満ちた存在

 

無力か無力でないかと、役に立つ術があるかないかとは関係がない

そこになにか光をみいだすかみいださないか。

エネルギーを感じるか感じないか。

 

いままでのように

無力だと感じたときは

あらためて

また意図を確認しよう。

たどってきた糸を。

 

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そうまさにtracing the root わたしのルーツも辿る。

 

(記憶の喪失からの回復)

 

0ポイントと思ったそのときこそ、わたしは一番に祝福されてる

birthday point

 

うまれてくる力、生きていく力を授かって