かやつりぐさ

綴文字 紡グ詩

ふたたび山へその2

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〈松本散策その1〉

基本、できるだけお金は使わない。年に数回しか行かない割に事前に山道具で毎回多少散財する。

山道具揃えたり、そこが楽しいとも言えるけれど、そこで散財するわけでなんとなく登山だけで終わる

 

けれど全く運動せずに行った去年の強行(早朝でて運転、そのまま登る)でばててしまって今回は直前に一泊松本ですることになった。

 

松本に行くのは7年ぶり

ちゃんと泊まってゆっくりみるのはなんと21年ぶり。この歳月。

けれど歳月の割に好きなものはさほど変わってないのである。

 

さて着いて早速行こうとした蕎麦屋の名店

野麦

2時はすぎていたけれど長蛇の列。売り切れ御免な店と知っていたのでどうしたものかと思ったけれどここまできて並ばない選択はないと思い1時間待つ

家族と入れ替わりでこの通りを散策。並んでいる人たちは待つのが上手なひとたち。私の娘もそうです。本さえあれば。。

 

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写真は撮り忘れたけれど、松本民藝館もあるこの町は古くから民藝運動クラフト運動が盛んで、20年前もちきりやという民藝の器やをはじめ質の良いクラフト店がある。

 

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さてとうとうお蕎麦!

戸隠の竹ざるに何故か三重の器で揃えたお蕎麦。メニューはほぼざる蕎麦オンリー

感じのいい店員のおじさんが客席をとりしきっている。みんな待った甲斐。店内は三席しかなくみなさん満足げにいただいている。

まるも旅館という民藝喫茶の営む旅館で以前泊まったとき、美味しいですよ、と紹介されたときは開店何年目だったのか

 

帰り際に店員のおじさんに声をかけた

「20年前ですか、それは僕がここで働きはじめた頃ですね。」

 

なんとはなしに交わされた会話と蕎麦湯に1時間の待ちは帳消しにされた