かやつりぐさ

綴文字 紡グ詩

失敗は「失敗」じゃない

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送ってきた写真

フェラーリ広場ジェノバ

 

2週間前からまたふたたび旅に出た息子とようやくそういう環境ができたみたいで電話で話した。いまはワイハイがあれば無料で電話ができるからありがたい。20年前のことを思うと驚く。

 

最初はエコツアーのスタッフhttp://www.miyazaki-catv.ne.jp/~ecohideki/

ということもあって楽しい日本人だらけだったが今は英語も通じないところで一人旅。なんとかイタリア語も話して食事もしてるようだ。

 

自転車旅ということもあってはっきりいってマイナートラブル続出の中で、なんとか次の代替策を考えたり、電車や宿の予約とか端末機あってのことだけど17でここまでやろうとおもったらできるのだなあ、、と驚く。

 

失敗から学ぶのだよ、と友人の大学の先生が言っていたけれど、息子も紛失したり壊れたりと色々あった中で次はこうする、とかあれはいらなかった、これはいる、とか言っていた。

 

彼の旅の師匠は旅行保険なんてかけない。と入念に準備する。

きっと長年の経験から、失敗の重なりの中でのことなんだと思う。

たしかにそっちの方が次のときにつながる。

 

話はちょっと変わるけれど友達に糸山先生という方が発案されたどんぐり問題というのを教えてもらった。

 

まだその内容を説明するまでのみこめてないのだけれど/学校の宿題はさせない/1週間に一度だけオリジナルの問題をする/のだが、そこで解けなかったり、間違えたとする。するとそれは、「お宝問題」としてストックしとくのだそう。

間違えるのはとてもいいことみたいに言っていた。

 

最初はふーん、とピンとこなかったけれど、昨日私も息子と話してみて思ったのだけれど、私も山にあまりにひさしぶりにいくと基本の持ち物以外に何がいるかな?と忘れている。行ってみて、あれがあったらよかったなーと現地の感覚で思いつくグッズがあらわれる。

忘れててもたいしたことないんだけどあったらすごく素敵なリスト。

 

人生においての小さな失敗の重なり。

 

かけなかった漢字も、忘れてきちゃったちょっとした道具は、自分にとってのお宝帖なんだと思うと、なるほど!と思った。

失敗って言葉があまりにネガテイブにみえるけれど違うんだなあ。。

命失うような事にならない限りやり直しはきく。

 

あと失敗したときにどう展開していくか。失敗したら終わりみたいにならないでさてどうする?と考える力。

学校のいわゆる勉強はさておきそういう展開力はついてきてるんやろうなあ。。

 

と父子の自転車のリペアについての会話(私には理解不能)をきいて思った。設計者である夫曰く、試作ですぐ合格するモノは合格じゃないそうだ。