娘がうまれてから九年がたとうとしている。どんな名前にしようかと考えるのに自然と田んぼの風景が目にはいってきたのを憶えてる。娘の名前にある、乃、には芒、禾、、稲や、この梅雨に入る前の水のはった田んぼの爽やかな風のイメージ。
田歌もいいな、と思ったくらいだった。
生まれた日、今年はちょうど芒種と同じ日。
「君が生まれた日はしっている。けれどこどもから大人になったのを私は知らない、、」といったのは長田弘。
9歳の危機というくらいぐっと考え方や、人間関係も大人に近づきつつ、こどもの未熟さがある。
いつも誕生日前になると、この年齢のあなたはもうすぐでおしまいなのだな、、ときゅんと愛おしくなる。
きっと大人になるまでの愛おしさなのだと肝にめいじてこの時を大切にしよう。
娘といえば、祖父母から届いた包みを開けないでいるのにひっし。あした、のおたのしみ。