普段通りすごしているとこの国が島国であることを忘れてしまう。
ちいさなところでくるくるとすごしている。遠くに海はみえないし。
ふと日常から少し離れて島々の連なるところへいってきました。
とてもちいさな島、沼島。
古事記によるとくにうみの場所とされている島らしい。
そんな知識なくともここが特別な場所だということはわかる。
なにか湧き立つモノを感じる。
不思議とフランスに連なる地層。近くの島とは違う地層でできている。
そして世界の縮図がこの島にはあるのだとか。
理解をはるかに超えた話ではあるけれど
世界中の神話を紐解くときっと、島々のあるところになにか核心に近いものがみつかるかもしれない。
古事記の世界なのだけれど
ここはあえて
ゲド戦記を再読しよう。
この本の裏表紙にはたくさんの島々の地図が記されている。
ムーミンだったり、ファンタジーではなないけれど非日常を描いたランサムのツバメ号。エルマーの冒険。
エッセイではあるけれどリンドバーグの海の贈り物もよい。
思いはせる本が多いほど、「島」には心の井戸を掘りたくなる衝動があるのかもしれない。
心を鎮める要素と、かけたてる要素。
陰と陽
息をはいて、吸う
島と呼吸する。