かやつりぐさ

綴文字 紡グ詩

2019-12-12から1日間の記事一覧

たびすることば9

. しるし 徴 標 印 . とびだしてきたことば 風景からうきだしてきたなにか それがひとつでなく ふたつにたようなものが でてきたとき それはしるしなのだ あなたへのメッセージ 風がふくとき 星がみえる瞬間 何もないまっさらの空 ひがのぼる前の音のない時…

たびすることば8

.first light. 冬至冬が至るとまた光がふえる光は増してはまた静かに減っていく いにしえの人々がその光の影に刻みを入れたようにわたしも節目節目になにか刻みを入れよう 積み重なってきたひとびとの知恵や知識の層はしっているけれどそれとはべつに あたら…

たびすることば7

.solitude. 汝(なんじ)とお互いのことを呼び合うご夫婦がおられたことを思い出す 汝、英語でいうところのthouyouよりももっとその奥の(あなた)彼方(かなた)のように遠いようで近い わたしはひとりなのだひとりでうまれてくる そのことを忘れると酷い孤…

たびすることば6

.path.「わたしは世界の中心の山に最高の場所に立つ自分をみた。そしてひとつのビジョンを得た。世界の神聖さを見ていたからだ。」「しかし中心の山は至るところにある」スー族.ブラック•エルク. わたしの中には血脈や神経の道が信じられないほどあるのをわ…