とてもマイナーではあるけれどヤベツという人が聖書の中に登場します。
ほんの数行だけなので詳しくはわからないのですが、出生がとても大変だったようで名前もかなしみ、という意味なのだそうです。
けれどもヤベツはそこに甘んじない。
わたしをおおいに祝福してください
わたしの地境をひろげてください
わたしがくるしむことのないようにしてください
と祈る。
きびしい状況の中に生まれた人、想像絶するような環境で育った人、、
比較するようなものではないけれどわたしにだって、きっとそれぞれに多少あるはず。
やりきれない事件や戦争が身近に、あるいはニュースにも報じられないところでおこっている。個人レベルのいざこざに至っては星の数ほどだ。
この状況を打破するのは感謝することだ、思ってたときもある。それはそれで正解。でもくるしい、たすけて、って言えること、こんな状況だけれど祝福してください!!とかみさまに言えることがどんなにか素晴らしいことかということを考える。
たいせつな友人の弟さんにお子さんが産まれた。かなしいことにお母さんは出産後まもなく亡くなられてしまった。
思うところはたくさんあり、言葉にならない気持ちで溢れているのだけれど、
友人の話していたことにとても印象深かったことがある。
うまれてきた子は不幸せの子ではない。
祝福された子だ。
かわいそうに、、と思うのは自然なのかもしれないけれど彼女が亡くなってお別れのときにたくさんの彼女の友人がうまれてきた子を抱いて祝福したそうだ。